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〜vol.8 なぜコーチングではアドバイスしないのか〜


コーチングでは、基本的に、課題を抱えている方にアドバイスはせず、
質問などを通じて考えを深く聴くことが主となります。


では、なぜコーチングではアドバイスをしないのでしょうか。


その答えはいくつかありますが、主な理由の1つとして、

「アドバイスで解決するような課題なら、相談にのる必要がないから」

というものがあります。


例えば、仮に
「部下の能力を引き出したいが、どうしたら良いだろうか」
と悩んでいる管理職の方が相談に来られたとします。


この方が、もし本当にそのやり方を知りたいだけなのであれば、
ハウツー本を読んで実行すれば済むはずです。


しかし、ハウツーはわかっても、心理的な何かが邪魔をして
それらの方法を実行することができない時に、
初めて「悩む」という状態に陥るわけですね。


こういった人に、さらなるハウツーを提供した所で
あまり意味がないわけです。


繰り返しになりますが、こういった状態に陥る人は、
内面に何らかの個別の問題を抱えていることが
多いものなんですね。


例えば上記のケースだと、

・心の奥で、部下に否定的な感情を持っている

・自分の何らかの価値観が、対処することを拒んでいる

などのようなことです。


こういった場合は、コーチングによって本人から考えを引き出し、
自分の中から解決のヒントを探っていく方が有効なんですね。


日常的なよくある例を引き合いに出せば、

「ダイエットのやり方は本を読んでわかっているのに、
なぜか実践できない」

といったようなところで悩んでいる人も同じです。


こういう人に、新たなダイエットのハウツーを教えても、
あまり意味がないわけです。


それよりも、この人の考えや、本当は何を望んでいるのかを
聞き出していくことの方がはるかに重要なんですね。


「本当は何を望んでいるのかを聞き出す」とは、例えば、

・ダイエットすることで本当は異性にもてたいのか

・ダイエットをしている友達と話題を共有し、仲間外れに
ならないようにしたいのか

・テレビでダイエットしないと時代に遅れると言っていたから、
そうならないためにやるのか

このような、その人固有の考えを聞き出すんです。


こういった「本当はどうなりたいのか」が明確になることで、
はじめて本質的な解決の道につながっていくわけですね。


話をまとめますが、方法を知っていても実行できない悩みなどは、
たいてい本人の内面に解決のヒントがあります。


こういう時は、基本的に、

「アドバイスをするより、コーチング的な手法で、
本人から考えを引き出してあげることが大切」

ということになります。



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