〜vol.11 フィードバックとは何か〜
コーチングでよく使われる手法の１つ、
フィードバックについて解説します。
そもそもフォードバックとは何かというと、簡単に言えば、
「面談などにおいて、本人は自覚してないが、
他者から客観的に見るとわかる点について、
本人に伝えてあげること」
になります。
例えば仮に、職場の部下が、一見力強そうな言葉である
「私は、勉強をがんばって、○○の資格をとろうと思っています」
と言ったとしますね。
しかし、それを言ったときの様子が、客観的に見ると、
うつむき加減で抑揚のない話し方だったとします。
こんなとき、例えば、
「今『資格を取りたいです』と言ったときの様子が、
うつむき加減で抑揚のない話し方で違和感を感じたんですが、
何か心当たりはありませんか？」
などと見たままの様子を伝えること。
これがフィードバックになります。
このようにフィードバックすると、うまくいけば、本人が、
「そうか。今まで気づかなかったけど、本心では、
資格を取りたいと思ってなかったのかもしれないな」
などと気づくことにつながります。
そういった気づきがあると
「では、自分は、本当はどうしたいのだろう」
などと自分の本心を考えるきっかけになるんですね。
人は、自分のことをよくわかってると思いがちですが、
実は意外と分かってないことがあるものです。
そういった点を、うまくフィードバックしてあげられると、
本人の気づきを促し、本心や、ものごとの本質などを
考えることに役立つわけですね。
ちなみに、フィードバックを使うには、いくつか注意点があるのですが、
その中の１つとして
「フィードバックをするときは、自分と相手との間に
信頼関係があることが前提」
という点に、特にご注意頂ければと思います。
なぜかというと、信頼関係がないのにフィードバックしてしまった場合、
「あなたにそんなことを言われたくありませんよ」
などと、反感を引き起こすだけになってしまうことがあるからですね。
特にネガティブなことをフィードバックするときは、
信頼関係がないと、相手に強い反感を引き起こす可能性が
とても高くなりますので、ご注意ください。
うまくフィードバックを活用したいという方は、あらかじめ、
こちらのコーチング講座で、初歩からトレーニングして頂くことを
お勧めします。
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