〜vol.3 コーチングで混乱しやすい点〜
コーチングの概念に関して、ときどき誤解されることがある点について
解説します。
まず、コーチングの概念についてですが、一般的には
「部下・メンバーの人材育成などに用いられる手法」 として認識している方が多いと思います。
しかし、ここ数年、
「自分自身を向上させること」
をコーチングと呼んでいる人も見かけるようになりました。
こうなってくると、私のところにも
「コーチングの概念はどちらなのか?」
というご質問をいただくことが増えてくるわけです。
では、この疑問に対する回答は何かというと、結論から言えば、
「コーチングのスキルは、他人に対して使えば、
人材育成などの手法になり、自分に使えば、
自己の向上に役立つ手法になる」
ということです。
大本は1つのものですが、他人に使うか自分に使うかで
2つの側面が出てくるということなんですね。
しかし、大本が1つのものとは言っても、コーチングに関する講座に
参加しようと考えている人は、注意が必要になってきます。
なぜなら、受ける人の得たいものが、人材育成スキルの向上なのか、
自分の向上なのかで、受けるべき講座が違ってくるからです。
講座の案内に関しても「コーチングを扱ったもの」となっていても、
どちらを主体としたものかで内容は大きく違ってくるんですね。
この点をあやふやにしたまま参加してしまうと、自分の欲している内容と
違った講座に誤って参加してしまうこともありますから、
自分の望んでいることと提供されているものをよく照らし合わせることが
重要になります。
ちなみに、こちらで提供している講座に関しては、人材育成などの
スキル学習主体のものを「コーチング」とし、自己の向上を
主体としたものを「セルフマネジメント」として、できるだけ区分けして
伝えることで、わかりやすくしています。
現在、コーチング講座の受講を検討している方は、
以上のような点を踏まえると良い選択ができるように思います。
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